POINT.01
音の質を考慮してとことんシンメトリー

シアタールームという事で音のバランスを考慮し左右の環境を同じにしました。
両サイドに設けたドアは、片方は入口ドア、もう片方はオーディオ機器裏にある機械室への入口となってます。
オーディオ棚も左右対称、もちろんスピーカーや照明も全てシンメトリーです。
シンメトリーにこだわった事で、バランスが良く安定感のある寛げる空間にもなりました。
POINT.02
allブラック

映画鑑賞等に集中できるよう、できるだけ部屋全体を“ブラック系”の内装・機器で統一しました。
ブラック色がない換気扇のカバーやライトコントローラー、分電盤カバーなどは、黒にオーダーで塗装をして、空間から浮かないようにしています。
エアコン(写真にはないですが)は最後まで塗装するか悩みましたが、工事完了ギリギリで“ブラック色”が新発売!
なんとか間に合いました…。
POINT.03
裏方の機械室がシアタールームでは一番重要!?

ただでさえTV周りは配線が多く、どうしてもごちゃごちゃしてしまいますが、これにオーディオ類が加わると比ではなくなります。
それを十分体感されていたご主人がこだわったのが、オーディオ機器背面の機械室です。
シアタールーム側が少し狭くなったとしても、オーディオ機器背面に立って配線作業をできるスペースをどうしても作りたいという強いご要望を頂きつくりました。
私は正直そこまで配線作業が大変なのかなと実感が沸かなかったのですが、完成してみて納得しました…。
大量の配線、また音の調整などのための配線変え、機器のあちこちから迷路の様に配線がめぐらされていました。
しっかりと作業ができるスペースをつくったおかげで、ご主人念願の綺麗にすっきりと配線をまとめる事ができる機械室になりました。

機械室には、オーディオ類以外の配線も集約しています。
例えば、シアタールームの各所に取り付けられたスピーカーやLANの配線です。
この配線スペース内の白い導入BOXは、電気屋さんの計らいで配線が整理しやすいようにオリジナルで造作してくれたものです。
この導入BOXのおかげで、配線に住所が与えられ、どの配線がどこに配線されているかが一目瞭然で分かるので、配線の入れ替えなどもストレスなくスムーズに行えます。これを見たオーディオを設置した業者が真似したいと絶賛していました。
POINT.04
徹底した防音工事

シアタールームを計画する際、特にこだわったのが基本となる防音性です。
大音量で映画や音楽を気兼ねなく楽しみたいからという事で、壁の厚みはなんと約35㎝(RC壁15㎝+木造壁約20㎝)。
吸音ウールや遮音ボード、遮音シーリング・テープなどで配線や配管の開口という開口を全てしっかりと塞ぎました。
一番音漏れの可能性が高いドアは、防音ドアを二重に取付けました。
これらにより、一切音漏れのない空間が完成しました。
POINT.05
上質な空間は外部空間にも

K様邸は、シアタールームの工事と合わせて、プラスガーデン(弊社ガーデン工事部署)でガーデン工事も行わせて頂きました。
ウリン材のウッドデッキは、庭園を鑑賞しながらバーベキューなどを楽しむのに十分なスペース。
シアタールームで長時間映画や音楽を堪能した後、ガーデンスペースで太陽の日を浴びながらをティータイムを楽んでもいいですね。
庭園内は、敷石が庭のすみずみまで散策できるように貼られているので、草花や樹木をゆっくり鑑賞しながらお散歩ができる、癒しの空間となっています。
工事途中の様子は下記ブログでご覧頂けます。
https://revita.coop.ne.jp/blog/375