益子陶器市
新たな元号『令和』が始まり、日本中がなんだかお祝いムードで、
今年のGWはなんだか正月休みのような…不思議な感覚の連休となりました。
私、森岡は最大10連休(もちろん10連休は取れませんが…)のGW後半に益子陶器市に行ってきました。
益子陶器市は、1966年(昭和41年)から始まり、例年、春のゴールデンウイークと秋の11月3日前後に開催され、
春秋あわせて約60万人近い人出がある人気の陶器市です。
販売店約50店舗の他約500のテントが立ち並び、伝統的な益子焼から、カップや皿などの日用品、美術品など販売されます。
テントでは新進作家や窯元の職人と直接会話を楽しむこともできます。
また陶器市最終日には、さらにバーゲンセールを行うお店も出てきて、半額や端数カットなどあちこちでサービスも!

メインの通りはこの人混みです…。
それでも歩道がゆったり広くて歩きづらい事もなく、
ゆっくりと買い物を楽しむ事ができます。

今回お目当ての陶芸家さんが3名おります。
まずはシモヤユミコさん。
『粉引き』といって、ベースである器(素地)に白い泥をかけて作られた器。フォルムが優しくて手に取るととてもフィットして持ちやすい。
茶色いのは白い泥を掛けてないのかな…。
陶器の表面を削って凹凸を付ける『しのぎ』の模様がとても繊細だったり、大胆だったりして、全部集めたくなってしまう美しさです。
『しのぎ』を削る?なんか聞いたことありますよね。
【私たちは、皆しのぎを削って仕事をしてます!】
の『しのぎ』はここから来てたのか?!
と思いましたが…ちょっと違うみたいです。

それでは、次の作家さん。
はなクラフトさん。
こちら思わず手に取りたくなるかわいいデザインが特徴です。
「かわいい!」と声を出して手に取る女子が多いこと多いこと…。
私が気に入っているのは、『墨貫入(すみかんにゅう)』という技法で、写真をよく見ると細かいヒビが入っているのが分かりますかね?
釉と素地の収縮率の差によって、焼成後の冷却時に生じた釉のひび模様のことで、割れる時のヒビや傷とは異なります。
ここに焼き上がり後、墨汁液をしみ込ませ、立体感のある美しい絵柄を作っているのです。
この浸み込ませる液色などによって絵柄の変わる面白い技法なんです。

そして3人目は、
東峯未央さん。
ツバメやシロクマをモチーフにした北欧っぽいデザインに、
ほっこりします。
こちらは恐らくほとんど売れてしまっていたみたい…。
目当てのツバメ模様の器が少なくて…。
次回にリベンジです!
動物の置物はひとつひとつ表情や手のしぐさが異なりなんとも言えない魅力。暫くじっと見入ってしまいました。

それと、たまたま素敵な陶芸家さんを発見!
こちらは、里一さん。
好きな『粉引き』に惹かれ、ふふ~ん。
と手に取って絵柄を見ていると…。
なんと驚き。お花のスタンプを沢山押したような素敵な絵柄。
こちらは、一目ぼれしましたが…予算オーバーのため、
次回の楽しみに取っておこうと思います。
帰ってから調べてみたら、菊花紋を一つ一つ刻印し、白粘土を溝に埋める(象嵌)『三島手』いう技法だそうです。
まだまだ奥が深いですね。

こちらも、素敵です。
えきのりこさん。
これが益子焼?という感じです。
花びらを重ねたようなフォルムに透き通るような透明感のある優しい色合い。
とにかく美しいの一言です…。
都内で個展も行っているみたいなので、機会があれば行きたいな。
実際に足を運ばないと発見できなかっただろう素敵な陶芸家さん達。来て良かった~

陶器市をぶらぶら歩いていると、魅力的な建物も沢山あることに気が付きます。
宮崎駿のアニメに出てきそう。

蔵のようなつくり。
白と黒のコントラストが美しい。

古そうだけどなんだかかっこいい。

県指定建造物の『日下田邸』
茅葺屋根で昔にタイムスリップしたかのよう。
内部が藍染めの工房でした。
さて、気になるのは…美味しいランチが食べれるか??
歩き疲れた時に休憩ができるカフェがあるかですよね??
益子陶器市周辺には、カフェ・お食事所がいくつかあり、
益子焼の器で提供してくれるお店がたくさんありこれまた楽しめるので安心ですよ。
さ~て毎日がちょっと楽しくなる器をGETできたし、
また明日から新たな気持ちでお客様のお力になれるよう頑張りますよ!

どうぞ、わがままを。
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